間取り迷子になる前に。 ≪連載2回目≫
家族で話したい 「理想の暮らし」
2026.6
SNSで見つけた素敵な家。
使い勝手のよさそうな間取り。
もしかすると、土地探しと同時に検討されている方もいるかもしれません。
注文住宅の難しいところ。それは、建売住宅や中古住宅と違って「完成するまでカタチが見えないところ」では
ないでしょうか。
「あれもいい」「これもいい」と理想がふくらむひとときは、家づくりの楽しい時間です。
その楽しい時間がもっと充実するように、間取りやデザインを決める前に、家族それぞれの ”暮らしのイメージ” を
一度テーブルに広げてみましょう。
今回は、そのための4つのステップをご紹介します。

目 次
1.気軽にはじめる『ブレインストーミング』
2. イメージ写真には家族の顔をプラスして
3.具体的な言葉にしよう ~設計につながるヒント~
4. 資料『理想の暮らし共有リスト』
1.気軽にはじめる『ブレインストーミング』
まずは理想のくらしを付箋に書き出します。
ゆっくりコーヒーでも飲みながら、4つのルールを守って話し合いのスタートです。
- 意見を否定しない
- 非現実的な理想も大歓迎
- 相手の意見に便乗しよう
- 順番にアイデアを出そう
2.イメージ写真には家族の顔をプラスして
Instagramやピンタレストなどで見つけた素敵な家の写真。
「いいね」が溢れて止まりませんよね。
でも、写真を保存する前に少しだけ意識したいのは、そこに自分たち家族が暮らしている姿を重ねてみること。
ホテルライクなリビングで、いつもの T シャツ姿でごろんと昼寝する夫。
素敵なアイランドキッチンで、少し疲れた表情でお惣菜を盛り付ける私。今日はトマトを切ったから100点!
それで、いいんです!暮らしを頑張らなくてもいいんです!
家族の顔を思い浮かべると「憧れる雰囲気」と「自分たちが心から落ち着ける暮らし」の違いが
少しずつ見えてきます。
3.具体的な言葉にしよう ~設計につながるヒント~
さあ、理想のイメージが集まってきたら、次は「選んだ写真の好きなところや、そこでしてみたいこと」を
どんどん言葉にしてみましょう。
「おしゃれな家にしたい」
→ 生活感を見せないすっきりしたリビングにしたい
→リビングの床や壁にタイルを使いたい
→木のぬくもりを感じる明るい空間にしたい
→間接照明で夜の雰囲気も楽しみたい
「暮らしやすい家にしたい」
→洗濯から乾燥までを室内で完結させたい
→買い物後は、車から収納スペースまで最短距離で運びたい
→朝の準備でぶつからない洗面スペースがほしい
言葉にしてみると「何となく好き」だったものが、家づくりで大切にしたい希望に変わっていきます。
夫婦で同じ写真を見ていても、好きのベクトルが違うことはないですか?
だからこそ、写真を見せるだけでなく、言葉にして共有すること。
それが、理想の家づくりにつながる第一歩です。
同じウッドデッキでも、使い方によって広さや設置する場所が違ってきます。
バーベキューをしたい、プール遊びをしたい、お風呂あがりにビールを飲みたい、朝ヨガをしたい 。
そこでどんな時間を過ごしたいかが見えてくると、「せっかく作ったのに使わなかった」を防ぐヒントになります。
ご家族だけで整理しきれないときは、ぜひ私たちにもお聞かせくださいね。
4. 資料『理想の暮らし共有リスト』
